お知らせ

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木工機械のこと

2016年04月03日

以前会社勤めをしていたときの後輩が、この4月から木工をはじめることになりました。

僕が木工をはじめた時から毎年展示会に来てくれていたんですが、

まさか僕と同じように早期退職して木工をはじめるとは・・・責任を感じます。

工房もすでに決まっておりこれから準備に入るので、

木工機械の手配をいつもお世話になっている吉田機械さんにお願いし、

先日僕の工房で、3人で打ち合わせを行いました。

これで機械のほうは一安心、あとは工房作りを手伝っていかなければなりません。


でも、人のことばかり心配しているわけにもいかないんです。

今使っている横切り盤という機械の調子が悪く、木を切断する際にチップソー(鋸刃)の

切断痕が大きく出てしまうんです。

チップソーを取り付ける本体部分がどうやら傾いてしまったようです。

それで打ち合わせが終わってから、機械の修理を行うことにしました。

購入(当然中古品ですが)してから約10年少し経過した機械です。

今までは調子が悪いと、面倒くさいので機械屋さんに頼んで修理してもらっていましたが、

今回初めて修理にトライしました。

まず機械の中を開けてベルトカバーを取り外してみると、エー!

20160402%20a.jpg

モーターとシャフトを連結するVベルトがボロボロです。


20160402%20b.jpg

取り外してみると切れる寸前でした。


肝心の鋸刃を取り付けるシャフト本体の傾きについては、

固定しているボルトをゆるめ、木槌で本体を叩きながら少しづつ調整して

何とか問題ない程度まで調整することができました。

ちょっと専門的になりますが、

ダイヤルゲージ(針で平面の凸凹などを測定する計測器)を取り付け、

テーブルを前後に移動させて鋸刃面の変位を測定してみます。

移動させる前に0調整を行い、テーブルを250mmほどスライドさせると

20160402%20c.jpg
                    ↓
20160402%20d.jpg

調整する前には、変位量が0.7mmほどあったのが調整後は0.02mm。

完璧です!

Vベルトも新品に取り換えて、今日の横切り盤は絶好調でした。


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