お知らせ
片袖机
2014年09月20日
片袖机の修理が終わり本日お客様に納品してきました。
新しく作りかえた”天板”も違和感のない仕上がりになっており、
大変喜んでいただきました。
約60年以上も前に作られたものとは思えないほど、
本体の痛みが少ないことから、まだ十分に使えていただけそうです。
他にも見てもらいたいものがあるということで、古い水屋箪笥の修理のご相談もありました。
同じものを新しく作るとなると、100万円ぐらいはしそうな立派なものだったのですが、
傷みがひどく、完全に修理すると相当な修理費用がかかるので、
「水屋箪笥を利用して他の物に作り替えた方がいいですよ」というアドバイスをして帰ってきました。
そういえば、片袖机の引き出しに入っていた”御園座”の古い入場券ですが、
こんな感じのものでした。
開演時間が”昭和27年6月〇〇、午後3時〇〇というところまでは読み取れます。
何等席か分かりませんが、当時の入場料は”300円”だったみたいです。
調べてみると1階の”とー9席”は1等席で、今は17,000円でした。
折りたたみ脚の”文机”も、明日”湊屋文右衛門邸”に納品です。