お知らせ
上高地紀行(後編)
2014年07月11日
河童橋から明神池に向かって梓川右岸を登って行く。
黙々と歩いていくが今一つ景観がぱっとしない。
近くの山道を歩いているような感じで、ちょっと退屈である。
しばらく歩くと池らしきところに出る。
河童橋から700mとあるがずいぶん来たような気がする。
前を歩いていた中学生の子たちが橋の下を覗いているので、
池の中をのぞくと大きなイワナが悠然と泳いでいた。
優に30cm以上はある尺イワナだが、ここの池の主かもしれない。
またひたすらに歩き、途中工事中のところを抜けるとその先に明神橋がみえてきた。
明神池はその左手にあるが、ちょうどお昼時なので明神池入口横の茶店(?)で休憩。
蕎麦がおいしそうだったので、豪華に”イワナ甘露煮入りソバ”1600円をいただく。
明神池の入口には”穂高神社奥宮”があり、入るのに拝観料300円が必要なので要注意。
明神一之池
明神二之池
どちらも今までの池とはちょっと様相が異なり、神々しさを感じてしまう。
毎年10月8日には、この池に竜の頭と水鳥の頭を付けた
”龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)”の2隻の船を池に浮かべて、神事が行われるそうである。
その船に付ける龍頭鷁首の2つが社務所に並べてあった。
天気も少し怪しくなってきたので、明神橋を渡って梓川左岸を河童橋に向かって歩く。
途中4~5頭の野生猿の集団が遊歩道に現れる。
どうしようかと迷ったが、目を合わせると危険だということを聞いていたので、
サルを無視して思い切ってその横を通り過ぎる。
河童橋に到着して、上高地の散策が終了。
この間曇ることもほとんどなく、天気に恵まれ十分上高地を堪能して岐路に着いた。