お知らせ
8900よりもMONOです
2014年06月03日
展示会用の小物作りも朝のうちに何とか終わることができました。
今日の夜にはすべて梱包を終わって、明日は車に作品を積み込みます。
ちょっと気持ちに余裕ができたので、展示会明けに渡さないといけない”物”の下準備を行いました。
頼まれたのはいろいろな木のサンプルです。
拍子木サイズで作った木を子供たちが触ったり、叩いたり、嗅いでみたりして
木に触れてもらおうという企画のために、計24種類の材料を用意しました。
頼まれたほとんどの材料が工房のあちこちから出てきて、苦も無く用意することができました。
ほとんどが国産材でしたが、外材を含めるとこの倍は工房内にあります。
よくぞ集めたもんだと我乍ら感心しますが、はたして使い切れるのか別の心配が出てきました。
写真の奥にOKAちゃんが写っていたので、久しぶりに登場です。
シャムなので顔は黒いですが、かわいい子です。
昨日、小物用のパーツを買うためにホームセンターに行ったときに、つい買ってきたものがあります。
それは墨付けするときに使う鉛筆です。
シャープペンを使う人もいるみたいですが、墨付けするには鉛筆のほうが断然使い勝手が上です。
今まではトンボの”8900”という年代ものの比較的安いものを使っていましたが、
今回買ったのは同じトンボの”MONO”です。
今までの倍ぐらいの値段はしますが、その理由は明らかでした。
僕は鉛筆を削るときは、切り出しナイフとかカッターナイフ、ノミ等を使い、
いわゆる鉛筆削りはまったく使いません。
今回切り出しナイフで削り比べをしてみると、今まで使っていた”8900”は先端を削るときに
時々割けることがあるんですが、”MONO”は割けることなく刃物の通りが良くてきれいに
削れるんです。
木のにおいから使っている”MONO”(木)が違うんでしょうが、作っているところも違いました。
8900はベトナム製、MONOは日本製でした。
僕が鉛筆削りを使わない理由ですが、それは鉛筆削りで削った場合出る”芯”の出代が短く
太いので、墨付けをしているとすぐに線が太くなってしまいます。
ナイフで削れば芯の出代をコントロールして、長めにすることが容易にできます。
ナイフで削るとどうしても形が不格好になるし、削っている時間もかかりますが、
次の作業段取りを頭の中で考える余裕もでてきて、良い気分転換にもなります。