お知らせ
古材を使った家具
2012年09月06日
今日は羽島市のお客さんのところに座卓を納品してきました。
見事なケヤキの一枚板(900×900)の天板を使ったこの座卓ですが、
実は”床の間の板”を再利用した古材家具なんです。
古い家を取り壊したときに出てきた材料がもったいないので、
何とか使えないかということで座卓を作ってみました。
天板の裏はこの通り、反り止めの溝が残ったままです。
天板の裏側は、脚を取り付ける部分のみ”反り取り”を行なって、
残りは古材の名残を残すためにそのままにしておきました。
脚は大黒柱に使っていたケヤキ材を使っていますが、
見た目には古材を使っているとは思えません。
実はこのお宅にはもうひとつ古材家具を作りました。
厚さ150mm、巾400mmの”梁”(材質は本栂)を利用したカウンターです。
材料を半分に挽き割ってもらい、”ブックマッチ”状態に剥ぎ合わせて
厚さ50mm、巾500mm、長さ2700mmのカウンターを作りました。
脚材は座卓に使っているものと同じ、大黒柱のケヤキ材です。
このカウンターは非常に気に入っていただき、
このお宅にまだ残っている3メートル以上の”梁”材で
またカウンターを作ってほしいということでした。