お知らせ
福ちゃん逝く
2011年09月28日
大変悲しいお知らせですが、9月27日の夜7時過ぎに
工房のアイドル的存在だった”福ちゃん”が天国に召されてしまいました。
当日は、いつもと変わりなく工房の周りでのんびりしたり、
作業しているところに顔を出したりと過ごしていました。
夕方5時を過ぎたころに大好きなマグロの缶詰めをあげた後、
僕のほうは作業を続けました。
2時間ほどたった夜7時過ぎに、休憩のため事務所内に戻ると
テーブルの下に背中を向けて横たわっている福ちゃんがいました。
最初は寝ているのかなと思いましたが、すぐに異変に気が付きました。
息をしておらず、口からは血を流していました。
あまりに突然の出来事でパニック状態になりながら、
家内とKさんに電話を入れたあと、すぐに動物病院に連れて行きました。
病院で診てもらいましたが、残念ながら・・・・・・
外傷は全くないことから病院の診断は毒薬などによるものだろうとのことでした。
予想でしかありませんが、近所の人が置いた殺鼠剤などを口に入れたんだろうと
思われます。故意によるものかどうかはわかりませんが、あまりにむごすぎます。
たぶん死ぬ間際は相当苦しかったんだろうと思うと、
かわいそうで今でも怒りがわいてきます。
犯人を追及しようとは思いませんが、もしそんな情報が入ってきたら
直接その人に言いたいと思います。(ただ感情を抑えることができるかどうか、不安ですが・・・)
周りには飼い猫、野良猫が何匹かおり、福ちゃんも含めてたむろしていたところがあります。
そんなところに殺鼠剤などを入れた餌を仮に置いたとしたら、必ず猫は食べてしまい、必ず死んでしまいます。
これは殺意を目的としたものであり、犯罪です!
殺されるほどのことを福ちゃんがしたのかと思うと、本当に悔しくてたまりません。
病院で動物用の棺桶に入れてもらい、昨夜は工房に泊まって一人でお通夜をしてあげました。
2時間ほど前までは元気に遊んでいたのに、今はお棺の中で静かに横たわっています。
病院につ連れて行ったときはまだ体が暖かかったのが、少しづつ冷たくなっていきます。
これが現実とは信じられず、悲しくて悲しくて、枯れるほど涙を流しました・・・
あと一週間ほど10月5日で、福ちゃんが工房に来て1年が経つところでした。
何をしてあげようかと思っていた矢先の出来事で本当に残念です。
今日28日に一宮市斎場で、福ちゃんを火葬にしていただきました。
福ちゃんの好きだった”マグロの白身とシラス”のエサ、
Kさんが摘んできてくれた野草、家内が持ってきた花を添えて
最後のお別れをしました。
合同火葬のため残念ながら遺骨は拾えないので、”福ちゃん”の特徴だった尻尾の
毛を少しだけ切り取らせてもらいました。
福ちゃんが亡くなる前日に座っていた椅子を祭壇代わりに、置いておこうと思います。
ネコ嫌いだった僕が、唯一好きだったはぐれネコの”福ちゃん”。
人なつこくって、工房に来られる皆さんにかわいがられていました。
中には福ちゃん目当てで来てくれる方もいました。
一日一回は抱いてくれとせがみ、亡くなった当日もトイレに行った僕を探しにきて、
見つけるとピョーンと胸に飛び込んできました。
なぜかここ1週間は、名前を呼ぶと”ミヤォーオ”と小さい声で返事して、
ヒョコヒョコと必ず来てくれました。
約1年近くほとんど毎日一緒に過ごしていました。
当分はこの傷が癒えることはないでしょう。
”福ちゃん”の存在がこんなにも大きかったのかと、つくづく感じました。
皆さん”福ちゃん”をかわいがっていただきありがとうございました。
福ちゃん!楽しいひと時をありがとう。
君と過ごした日々はこの先忘れることはないでしょう。
いつものように安らかにお眠りください。